※この記事は、未視聴の方にも読んでいただけるよう、物語の核心には触れていません。すでに観た方には、共感や新たな視点をお届けできれば幸いです。
Basic Info 🎬
■ 監督 | マイケル・ベイ |
■ 脚本 | レット・リース ポール・ワーニック |
■ 出演 |
ライアン・レイノルズ メラニー・ロラン マヌエル・ガルシア=ルルフォ アドリア・アルホナ |
■ 音楽 | ローン・バルフ |
■ 公開年 | 2019年 |
■ 上映時間 | 127分 |
■ ジャンル | アクション/コメディ/クライム |
Story Brief 📖
中央アジアの国家トゥルギスタン。
独裁者ロヴァク・アリによる苛烈な政治を目にしたアメリカの大富豪は、その4年後自らの死を偽装。政府が介入できない犯罪者やテロリストを排除するため、“ワン”と名乗り、自警団チームを結成する。
メンバーは全員、過去を捨てた“ゴースト”たち。
- “トゥー”は元CIAのスパイ
- “スリー”はヒットマン
- “フォー”はパルクールの達人で盗賊
- “ファイヴ”は医師
- “シックス”はドライバー
フィレンツェでの初任務では、トゥルギスタン軍将軍の弁護士を暗殺。しかしマフィアと警察に追われ、“シックス”が命を落とす。後日、“ワン”は元デルタフォースの狙撃手、ブレインを新たに“セブン”として迎え入れる。
最終目標は、ロヴァクをクーデターで倒し、投獄されているロヴァク弟であるムラットを新政権に据えること。しかし、“トゥー”は過去にムラットを逮捕し、ロヴァクに引き渡した張本人だった──。
Trivia
- 作中で”ワン”を演じるライアン・レイノルズ。彼の作中での衣装の右胸にあるパッチは、第二次世界大戦時に活躍した特殊部隊「ゴースト・アーミー」と同じ物だそうです。 出典:出典:Reddit(リンク先は英語記事)
- CGを多用せず実写にこだわるマイケル・ベイ。撮影では大量の車両を破壊し、オープニングのカーチェイスもほぼ実際に車を走らせて撮影している。 出典:MOVIE WALKER PRESS
- 本作の続編が頓挫したのは「クリエイティブの問題」とプロデューサーは語っている。「作品に愛着が沸かない」と制作側のなかなか辛辣な意見に驚きだ。 出典:British Culture in Japan
For you or Not? どっちも欲しい人に🤣
主演はライアン・レイノルズ。当然ながら、品のないユーモアが盛りだくさんです。彼が苦手な人や、ブラックユーモアな軽口が合わない人には少々キツいかも…?
監督は『トランスフォーマー』シリーズのマイケル・ベイ。爆破、追跡、銃撃──ド派手なアクションは当然ながら全開。
でも、派手なアクション映画なんていくらでもありる❗️むしろこの映画を“派手なだけじゃない”ものにしているのは、ライアンのくだらなすぎるユーモアだったりもするのです。多分…。
アクションでスカッとして、ユーモアでクスッとして、気楽に観られる作品です😉✨
First Impression マイケル・ベイ節💥
序盤から、イタリア・フィレンツェの美しい街並み。そしてそこをド派手に突き抜けるカーアクション──さすがマイケル・ベイ。
彼の作品はとにかく派手で、観ていて気持ちが良い。アクション映画のヒットメイカーの面目躍如といったところ。
ちなみに、マイケル・ベイといえば『トランスフォーマー』シリーズ。噂では最新作の監督をやるとかやらないとか……。個人的には、もっと別の作品を撮ってほしい気もする🫣
そして意外と良かったのが“チームもの”という構成。なんとなく珍しい印象で、新鮮だった。主要キャストが多い分、ストーリーはどうしても薄くなりがちだけど、そもそもこの作品は「物語を真面目に楽しむ」タイプではなく、「アクションとノリで魅せる」タイプな気もする。
Highlights デップーの脚本家コンビ🤝
やっぱりライアン・レイノルズの軽口、好きやなぁ。どの作品でも“あの感じ”が出てて、「またかよ」と思いつつも、やっぱり笑ってしまう😅 あれって脚本にあるのか、それともアドリブなのか…。毎回そんな演技を見せてくれるのが彼の魅力。
まぁ脚本が『デッドプール』シリーズのレット・リース&ポール・ワーニックのコンビなので、ライアン・レイノルズの扱いはお手のものかも。
そこに、様々なロケーションで展開されるド派手なアクションが加わって、独特な味わいを醸し出してる。まぁ、ライアンのせいでシリアスなシーンが真面目に見えないのはご愛嬌😆
そして悪役も良かった!まさに“ザ・暴君”。「倒されるために存在してます」感が潔くて逆に清々しい。完全にフィクションだけど、“中央アジアで独裁国家”ってなると…ね。ちょっと現実のあれこれを想像しちゃう部分も。トゥルギスタンって、妙にリアルな響きだし。
Let’s Be Honest 色々あるけど😕
正直、ストーリーは薄い。そしてこの薄さで127分はちょっと長い😅
主人公“ワン”率いるチームは人数が多くて、それぞれの過去を描こうとすると少しずつでも時間が膨らむ。その割には各メンバーへのスポットライトが薄い印象…。というか、ライアン・レイノルズのキャラが強すぎて、他が霞んでしまってるのかも?
でも、キャラの背景を描けば描くほどストーリー自体に時間が割けなくなる…というジレンマ。せっかく“シリーズ物”にできそうな下地があったのに、その計画が頓挫したというのも残念。もう少しこの世界に浸りたかったなぁ…。
ただ!最近ありがちな「悪にも理由がある」的な複雑なストーリーと違って、本作は超シンプルな勧善懲悪。そういうわかりやすさも映画には必要だと思う。
いろいろ書いたけど──それでも私は楽しめました。
感想を書きたくなるくらいには😉
Takeaway 派手なだけじゃないよ👦
ライアン・レイノルズはよく見かけるから、まぁそれはそれとして(笑)、他のキャストもなかなか良かったな。
キャストだけ見ると、最近よく言われる“ポリコレ感”もあるっちゃあるんだけど、観ていてそこに引っかかることはなかった。むしろ「死んだことにしてゴーストとして生きる」っていう設定が、多様性を受け入れやすくしてたのかも。そう考えると、あの設定ってけっこう上手い。
一つの人種や性別に偏ってたら逆に変だしね。世界中を飛び回ってるし、リアルでもそうなるはずだし。
女性は女性らしいとか、男性は男性らしいとかじゃなくて、そういう性格の人物っぽいってのが良かったのかも。
にもかかわらずシリーズとしては頓挫。非常に残念。ポリコレを押し付けてないけど、自然とそうなってると感じさせてくれる作品は最近だと少ないから、続ければ良かったのに。と思う今日この頃。
「派手なだけの映画」として片付けるにはちょっと惜しい。──そんな風に思わせてくれる一本でした。
Final Note📝
『6アンダーグラウンド』
傑作ではないけど、程よい作品😌
Trailer 公式予告💻
出典:Netflix Japan公式YouTubeチャンネル
Subscription 配信📺
※ 配信情報(2025年8月時点)配信状況は変更される可能性があります。