I AM MOTHER『アイ・アム・マザー』感想 | ロボットお母さんは善か悪か
ネタバレなしで語る『アイ・アム・マザー』の感想。人類滅亡後の未来。高性能なロボット〈マザー〉に育てられた少女が、外の世界の真実に触れていくSFスリラー。完璧すぎる“母”、疑念を抱く“娘”、そして外から現れる“謎の女”。閉ざされた世界で繰り広げられる三者の心理戦は、静かなのに息を呑むほど緊張感がある。勧善懲悪ではなく、どの立場にも正義と理由がある──。「母とは何か?」をAIと人間の関係を通して問う、知的で美しいディストピア作品です。